ラ・フェニーチェ社(La Fenice S.r.l)は、1993年にイタリアのカンパーニャ州、カゼルタ県のコムーネの一つである、プレゼンツァーノという、人口約1,800人の街の近くで、100haの広大な敷地を囲んで創業されました。
創業からたった21年間で、イタリアで一番美味しい水牛のモッツアレッラチーズの生産者となり、国内外から評価はとても高く、イタリア大統領官邸にも公式に納品されています。
イタリアで権威のあるグルメ評価誌「ガンベロロッソ誌」で2012年に行われた品評会では、見事最優秀賞を取得し、名実ともにイタリアで一番おいしい水牛のモッツアレッラチーズに選ばれました。
水牛のモッツァレッラ(Mozzarella di bufala)は、カンパーニャ州で1996年にDOP(Denominazione di Origine Protetta - 原産地名称保護制度)を取得したイタリアを代表する食材です。その中でも、ナポリより北側のカゼルタ県と、東側のサレルノ県が二大産地として知られています。両地域では特徴の異なるモッツアレラが作られていて、カゼルタ県側ではより食感しっかりしていて凝縮された味のタイプ、サレルノ県でやさしく柔らかいタイプとなっています。
一般的に日本に流通している物はサレルノ県タイプの柔らかいタイプですが、ラ・フェニーチェのモッツァレッラはむっちりした食感が楽しめるカゼルタ県タイプです。またラ・フェニーチェのチーズは、生地がしっかりしていて、カットすると閉じ込められていたミルクがしみ出てきます。噛み締めると口の中に良質な水牛のミルクの風味が広がり、一切の水牛臭さ、雑味が無い、洗練されたきれいな味わいです。食べた後に美味しいミルクの余韻が心地よくお楽しみいただけます。
また、日本では2015年7月放送の、TBS系「マツコの知らない世界」で、紹介されました。
●広大な自社牧場で環境に気をつけ、水牛にストレスをあたえず飼育
●エサは消化のいい、自社農園のわらを蒸したものとシリアルをブレンド
●全ての水牛は、耳のマイクロチップで細かく健康管理
●病気になり薬を与えた水牛の乳は、半年間一切使用しない
●搾った乳は、鮮度を保つため2時間以内に加工する
●一般的に機械で行われている行程を、全て手作業で行う
(例: モッツァトゥーラ(引きちぎる工程)→ 機械でカットすると脂肪分が流出してしまうため)
また通常の乳牛のお産は平均4回〜5回に対し、ラ・フェニーチェの水牛は平均15回と驚くべき回数で、これは水牛にとってストレスのない最高の飼育環境を物語っています。